STRUCTURE 構造

永住品質の基礎となる住空間の安心を支える

外の音と中の音を抑える防音・遮音への配慮

マンションの暮らしには、外からの音と隣の住戸や上階の住戸からの生活音があります。これらの音をいかに抑え、静かな住空間を造るかは、快適な生活のひとつの大きな要素となります。リーフィアレジデンスは、壁や床をはじめ、サッシなど、音の侵入口に最適な防音・遮音が施され、住み心地のよい住環境となっています。

サッシの遮音性能・ガラスの断熱性能

遮音性能のあるT-1等級のサッシが採用されています。また、ガラスは断熱性能にすぐれ、結露対策にも有効な複層ガラスが採用されています。

※外部の発生音により室内の音環境への影響は異なります。
※サッシ等級値は、JISで定める音に関する評価基準であり、実際に取り付けられた住戸では、その等級値と異なる場合があります。
※実際の住戸では通気口その他の開口部があるため、遮音性は取り付けられたサッシの遮音性能より低下するのが通例とされています。

上下階の住戸に対する防音対策

床材を防振ゴム付の支持脚で床スラブから浮かせた二重構造とし、床スラブにボイドスラブが採用されています。床材の床軽量衝撃音低減性能は⊿LL(Ⅱ)-3となっています。また天井においても二重天井とし、配管を直接スラブに埋め込んでいないため、メンテナンス性の向上とともに、将来のリフォームにも対応しています。

※⊿L等級は床材の衝撃音レベル低減量の試験結果によって表示される等級です。
※実際の建物の床衝撃音レベル低減量は躯体性能や壁際・開口部の納まりによって変化しますので、⊿L等級と一致しない場合があります。また、数値は施工後の実際の住戸内における遮音性能を保証するものではありません。

パイプスペースの遮音性能

住戸内排水竪管の通るパイプスペースで、居室に隣接する部分には、排水竪管に吸音ウレタンフォームと遮音シートを巻き付けた上、石膏ボードを2枚貼り※とし、壁内側にさらにグラスウールを充填した遮音対策が施されています。

※配管・配線の関係で天井内・床下の壁部分に一部開口が生じます。

隣の住戸に対する遮音性能

隣戸からの生活騒音には、隣戸との間の壁である戸境壁の厚さを厚くすることが効果的といわれています。リーフィアレジデンス町田では、鉄筋コンクリートで約220mmの厚さを確保し、遮音性とプライバシーに配慮されています。

居室の遮音性能

水廻り及び洋室(1)(主寝室)廻りの間仕切り壁は、遮音対策として床スラブから天井スラブまで石膏ボード片面2枚貼り※となっています。

※ 配管・配線の関係で天井内・床下の壁部分に一部開口が生じます。

屋上防水などによる雨水の侵入防止

屋上は防水と断熱の性能を併せ持った、露出断熱アスファルト防水が施されています(ルーフバルコニー等は押えコンクリートの上長尺塩ビシート仕上げ)。屋上以外にも防水が必要な部位には、塗膜防水など、適材適所で防水方法が選定されています。

耐久性に配慮した外壁目地・外部金物

建物の耐久性を保つために、バルコニーや手摺などの外部金物はサビなどによる劣化を軽減する材料が採用されています。外部タイルはひび割れを制御するために伸縮目地が施されています。

独自の基準で住空間の安心を支える構造・躯体

建物の構造・躯体がしっかりとしていなければ、様々な障壁が生まれます。リーフィアレジデンスは、国の建築基準に加え、独自の施工標準が設けられ、それを守ることで、いつまでも安心して住み続けられる住空間となっています。

地震の揺れに強い溶接閉鎖型フープ

柱の鉄筋には、つなぎ目を強固に溶接する溶接閉鎖型フープが採用されています。一般的なフック付フープに比べて粘り強く、耐震性の高い構造となっています。地震の揺れにも強い強固な建物が実現されています。 ※一部除く

高い強度のダブル配筋

建物の鉄筋を格子状や箱状に組み上げる工程で、床や耐震壁の鉄筋を必要に応じて二重にするダブル配筋が採用されています。これにより、コンクリートのひび割れが起きにくく、シングル配筋に比べて高い強度と耐久性が実現されています。

球体ボイドスラブ工法

厚さ約225~275mmの床スラブには球体ボイドスラブ工法が採用されています。床スラブコンクリートの中に円球形の発泡スチロールを埋め込むこの工法により、住戸内の天井に小梁が出ないすっきりと開放感のある空間を確保しながら、強い建物構造が実現されています。

サビ・ひび割れを防ぐコンクリートかぶり厚

コンクリートの中性化による鉄筋のサビおよびコンクリートの劣化・ひび割れを防ぐためには、鉄筋を包むコンクリートの厚み(かぶり厚)が適度に確保されていなければなりません。リーフィアレジデンス町田では、JASS5で規定されている最小かぶり厚+10mmを設計かぶり厚さとし、屋外の土に接していない部分の柱・梁・耐力壁で、耐久性上有効な仕上げを施す場合の設計かぶり厚さで40mm等とされています。

耐久性の高いコンクリート構造

床や柱などの躯体(鉄筋コンクリート部)には、30N(ニュートン)/m㎡の強度の高いコンクリートが採用されています。その数値はコンクリート1㎡につき約3,000トンの圧縮力(重さ)に耐えうる強さといわれています。強度が高く、緻密で中性化しにくく、耐久性の高いコンクリート構造となっています。

※日本建築学会の鉄筋コンクリート工事標準仕様書(通称JASS5)に基づき大規模補修不要予定期間が100年(理論値)と想定されています。
※表記の数値は、コンクリートの耐久性のみを示した理論値で、マンションのメンテナンスが100年不要ということではありません。
※杭・外構工事を除く

コンクリートの劣化を防ぐ水セメント比

コンクリート強度と耐久性を左右する水セメント比(セメント重量に対する水重量の比率)を50%以下に抑え、より高いコンクリート強度と耐久性が実現されています。水の比率が高いと、コンクリートの中性化が早まり、コンクリート自体の寿命を縮めてしまうといわれています。これを防ぐために独自の基準を設け、コンクリートの配合の段階から劣化の軽減が図られています。

※杭・外構工事を除く

高い耐震性を確保した基礎構造

建物をしっかりと確実に支える杭基礎工法が採用されています。地下約28m以深のN値50以上の強固な地盤まで既製コンクリート杭を「プレボーリング拡大根固め工法」により建て込み、建物全体を25本の杭で支えることにより、高い耐震性が確保されています。

エコと万一の際を考えた構造・躯体の工夫

マンションのエコは、先進エコ設備を導入するだけではなく、建物の構造・躯体を工夫することでも実現できます。そのひとつが、外からの熱を入れず、中の熱を逃さない様に断熱性能を高めることです。

省エネルギーに配慮した断熱仕様

太陽熱を受けやすい屋根、外気と接する外壁、外気が伝わる最下層住戸の床下には硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの断熱材が施されています。
外の熱気や冷気から快適な室内環境が守られています。

地震時の構造体への被害を軽減する耐震スリット

鉄筋コンクリート造においては、一般的に柱・梁・床の構造体と腰壁・袖壁・垂れ壁などの間に耐震スリット(緩衝材)が配置されています。建物のバランスを保つとともに、地震時には柱や梁に余分な力がかかることがないので、構造体が大きな被害を受けるのを防ぐことができます。構造計算ではこれらの壁を非耐力壁として扱うため、図面通りに耐震スリットを設けることが重要となっています。そのため小田急不動産では、この耐震スリットの位置が図面通りに設けられているか、現地で確認しています。
※耐震スリットの位置は、各住戸により異なります。

建築物の環境性能を評価するCASBEEかながわ

「CASBEEかながわ」は「CASBEE新築(簡易版)」による全国レベルでの評価と、神奈川県独自の重点項目についての評価を併用した建築環境総合性能評価システムです。「CASBEEかながわ」は、まずは「CASBEE新築(簡易版)」による評価結果を活用し、神奈川県地球温暖化対策推進条例の趣旨にそって選定した重点項目への取り組み度合いを評価します。「CASBEEかながわ」には建築物の環境性能を総合的に評価するために、多数の環境配慮項目がありますが、さらに「地球温暖化への配慮」、「ヒートアイランド現象の緩和」に関する項目を重点項目として扱っています。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。